01 — DAY昼 ― 防眩
陽射しの強い上部だけを曇らせ、その他は透明のまま。外の景色を保ちながら直射日光を遮ります。照度センサーと連動した自動調光にも対応。
Multi-Zone Smart Glass System
特許出願中
調光ガラス(調光フィルム)は、スイッチ操作で透明⇄不透明を切り替えることができる素材です。従来は1枚を丸ごと切り替えるのが基本でしたが、当社のシステムは複数のゾーンに分けたガラスを、ゾーンごとに・自由に透明度をコントロールできます。
調光フィルム自体は各社の製品をお使いいただけます。当社はさまざまな調光フィルムに合わせて多ゾーンで駆動するコントローラと制御技術を提供しています。
Applications
01
昼は上部だけ曇らせて防眩、夜は目線の高さだけ目隠し。閉店後は不透明面をプロジェクションのスクリーンとしてPR動画を流せます。
02
会議中は不透明、空室時は透明に。予約システムと連動して自動で切り替え。人の背丈の部分だけを曇らせ、プライバシーに配慮しつつ上部は採光を保つという使い方も可能です。
03
浴室・寝室の目隠し、リビングの西日対策。照度センサーと連動して、陽射しが強い時に自動で防眩にすることも可能です。
04
診察室・処置室などでプライバシーに配慮が必要なときだけ不透明に。清掃もしやすく、カーテンよりも衛生面の負担がありません。
05
グラデーションやブラインド状のパターンで空間演出。時間帯やイベントに合わせてシーンをプリセットから簡単に呼び出すことができます。
06
ショールーム、展示ブース、車窓への適用など。
Capabilities
01 — DAY陽射しの強い上部だけを曇らせ、その他は透明のまま。外の景色を保ちながら直射日光を遮ります。照度センサーと連動した自動調光にも対応。
02 — NIGHT目線の高さだけを曇らせ、上下は透明に。外からは見えず、中からは外の灯りが見える。閉塞感のない目隠しです。
03 — SCENEブラインド状・グラデーション・全透明などをプリセットして、シーンに応じて選択。帯状に曇らせた面は、そのままプロジェクションのスクリーンにもなります。
Technology
調光フィルムを複数のゾーンに分けて個別に濃度を変えることは、簡単ではありませんでした
これまでの課題
右端のゾーンだけを透明にしたいのに、分割して駆動しても隣のゾーンへ電気が漏れて隣はほぼ透明に。離れるほど影響は薄れるが、曇らせておきたいはずの残りのゾーンまで意図せず透けてしまう。
miraiGen. のマルチゾーン調光システム(特許出願中)
当社独自の駆動技術により、隣り合うゾーンが互いに影響せず、ゾーンごとに指定した透明度がそのまま保たれます。図は左から 0・20・40・60・80・100%と個別に指定した例で、この並びに限らず、段階的な濃淡・グラデーション・任意のパターンを安定して表現できます。

写真は当社の試作機による検証結果です。ゾーン分けした1枚の調光フィルムを当社のコントローラで駆動し、背面の共通電極を1枚につないだままで、隣り合う3つのゾーンを上から出力75%(ほぼ透明)・50%(中間)・0%(非駆動=不透明)に設定しています。境界で電気が漏れることなく、各ゾーンの透明度が、設定どおり維持されていることを確認できます。フィルムは一般に販売されているPDLC調光フィルムをそのままゾーンに分けただけのものを使用しており、電気の漏れを防ぐ特別な加工は施していません。


System
仕様は予告なく変更する場合があります。
Partnership
お手元の調光フィルムでマルチゾーン制御を試していただける評価キットをご用意します。
当社の駆動技術(特許出願中)を貴社製品に。
コントローラを貴社ブランドで供給。ガラス施工・内装・建材商社様との協業も歓迎します。
| フィルムの消費電力※2 | 初期ロット※4 | 標準仕様 |
|---|---|---|
| 3 W/m² | 約 6 m² | 約 13 m² |
| 4 W/m² | 約 4.5 m² | 約 10 m² |
| 5 W/m² | 約 3.5 m² | 約 8 m² |
※1 上表は当社試作機の設計値に基づく目安です。量産機での実測により変更する場合があります。
※2 「フィルムの消費電力」は、そのフィルムの切替電圧・駆動周波数 60 Hz における値としてお読みください。同一のフィルムでも駆動周波数が高いほど消費電力は増加します(おおむね周波数に比例)。
※3 表の値は6CH合計の目安です。1CHあたりは、給電バスバーから最遠部までの距離が約 1.2 m 以内となるようゾーンを分割してください(駆動周波数 60 Hz・透明電極のシート抵抗 100 Ω/□ の場合)。これを超えると電極の抵抗により面の遠端で電圧が低下し、透過率が不均一になる場合があります。なお、この距離はゾーンの短辺側(給電辺に垂直な方向)の寸法であり、給電辺に沿った長さは制限されません。ご使用予定のフィルムのシート抵抗をお知らせいただければ、分割寸法を個別に算出します。
※4 初期出荷ロットは駆動電圧の上限が 36 Vrms です。切替電圧がこれを超えるフィルムをご使用の場合は、標準仕様版(2026年10月以降出荷開始予定、予定は変更される可能性があります)をご検討ください。
また、初期出荷ロットは駆動電圧の上限が低いため、同じ電力をフィルムへ渡すにはより大きな電流が必要になります。電流が増えるほど駆動回路の発熱が増えるため、フィルムへ供給できる電力の上限が標準仕様より小さくなり、駆動可能面積も小さくなります。
※ 記載の数値は予定であり、確定した仕様ではありません。変更する場合があります。
※ 調光フィルムはお客様にてご用意ください。
ご使用にあたって。本評価キットは開発中の試作品です。技術評価の目的に限りご使用いただくもので、施工・常設・連続運用には対応しておりません。性能・動作を保証するものではありません。
フィルムの適合確認。ご発注前に、ご使用予定のフィルムの切替電圧をお知らせください。出荷版での適合が確認できた場合にご提供いたします。初期出荷ロットは駆動電圧の上限が 36 Vrms です。切替電圧がこれを超えるフィルムをご使用の場合は、標準仕様版をご検討ください。
FAQ
はい。既存のガラスに調光フィルムを貼る方式であれば後付けが可能ですが、ケーブルやコントローラ・スイッチなどの配置を考慮する必要があります。ゾーン分割の仕様につきましては、分割数や分割方法(均等分割・その他)はフィルム加工前に決定することができます。
コントローラは各社のフィルムに合わせて出力を調整できる設計です。一般的な交流駆動の PDLC/PNLC 調光フィルムであればお使いいただけます。特殊な駆動条件を要する製品では適合しない場合があります。
フィルムによって変わります。多くの調光フィルムは無通電で不透明・通電で透明になるため、停電するとガラスは不透明になります。リバースモードのフィルムは逆の挙動になります。PDLC と PNLC の違いで詳しく説明しています。
調光システムにアクセスできるのは、接続しているネットワークに限られますので、ネットワークに接続できない限り勝手に操作されることはありません。
同梱の AC アダプタは、電気用品安全法に基づく表示(ひし形の PSE マーク)のある市販品です。AC アダプタ(直流電源装置)は同法の特定電気用品にあたり、登録検査機関による適合性検査を経たうえでこの表示が行われます。なお、同法にもとづく届出と表示を行うのは製造事業者または輸入事業者であり、当社はそのいずれにも該当しません。当社は国内で流通しているアダプタを評価キットに同梱しています。
Wi-Fi には技術基準適合証明を取得済みのモジュールを使用しています。NFC はパッシブタグ方式(ISO/IEC 15693 準拠、ST25DV04K)で、コントローラ側から電波を送信しないため、電波法上の手続きは不要です。なお、組み上げた評価キット全体は完成品としての認証を取得したものではありません(上記「ご使用にあたって」をご参照ください)。
現在は企業様(施工会社・建材商社・フィルムメーカー等)との協業を中心に進めています。個人のお客様は、施工パートナー経由でのご案内となる場合があります。お問い合わせフォームからご相談ください。